オカリナ
日本で最もポピュラーな民族楽器の笛でしょう、知らない人はいないんじゃないでしょうか。宮崎アニメ「となりのトトロ」でトトロが吹いていましたっけ。B級SFに登場する光線銃のような形をしていて、材質は陶器、あるいは廉価なプラスチック製も多く出回っています。
リコーダーと同じで歌口が付いているので鳴らすのは簡単ですが、音程が不安定なため上手に吹くのは難しいです。
少しトリビアを開帳しますと、普通の横笛・縦笛の発音原理が気柱共鳴であるのに対して、オカリナは空洞共鳴によって鳴ります。だから理論上、倍音が存在しません。オカリナ独特の距離感のないまんまるな音はそれに由来しています。またどんなに強く吹いても高いオクターブの音が出ないのもそれ故です。
オカリナの起源は中米のマヤ文明と古代中国です。いずれも亀や鳥などの動物をかたどったものが作成されました。これが西洋に伝わって今のような形の楽器になりました。
オカリナはイタリア語で「小さなガチョウ」の意味。